もし明日、綾瀬はるかが家に来るなら
電車で女子高生らしき娘たちが、「菅田将暉が家に来たらどうするか」について元気よく話していた。厳密に言うとこんな感じ。
ニキビ「菅田将暉、家来たらどうする?」
頬腫れ「えー!無理ー!やばいー!」
ニキビ「やばいでな〜!」
なんだか、若々しくて良い。ちなみに、「ニキビ」と「頬腫れ(ほほばれ)」は僕が心で付けた呼び名で、「頬腫れ」が口にした「無理ー!」は嬉し過ぎて無理な方の無理だ。照れ屋な彼女たちは少ない語彙を駆使して興奮を分かち合っていた。可愛らしい。
確かに菅田将暉はめちゃくちゃ格好いいから、男の僕でもドキドキしてしまうだろう。彼女たちの気持ちはすごく分かるし、あの清潔感なら一度くらいなら抱かれても受け入れてしまいそうだ。まあ、いくら格好良いと言えど阿部寛程ではないが(僕は阿部寛原理主義者なのである)。
この会話を聞いて、自分ならどうかと思った。僕の場合は菅田将暉で考えるとマジで何かに目覚めてしまいそうなので、大好きな綾瀬はるかで考えてみる。
明日、綾瀬はるかが僕の家に来るとする。僕は妄想癖があるので、より深く、より深くと考えてしまう。女子高生のように「やばいー!」では終われない。おそらく明日来ると分かった場合、まず僕は友達に連絡するだろう。
「明日みんなで鍋しよ言うてたけど、行かれへんようなったから俺抜きでやっといて」
とりあえず、明日の予定は全部キャンセルして綾瀬はるかを迎え入れたい。明日の予定は綾瀬はるかで埋めたい。手帳には「綾瀬はるかさん来る」って隙間なく大きく書きたい。そんな気持ちからのスタートだ。
では、次にすることは何か。それは部屋の片付け。まずこのゴミ溜めみたいな部屋を片付ける。僕は普段から綾瀬はるかを見ているけど、綾瀬はるかは僕を見るのは初めてなので部屋が汚い印象は与えたくない。早急に綺麗にせねば。しかし、ただ片付けるだけではいけない。綾瀬はるかが「これなあに?」って言いたくなる物をあえて分かりやすい場所に置いておくのだ。例えばこれとか。
初対面の2人では会話がしんどくなる時もあると思うので、こんなネタを散らばせておく。あと、部屋に貼りまくっているポスターを何枚か剥がそうと思う。
今僕の部屋に貼っているロック以外のポスターは、綾瀬はるか、井川遥、石原さとみ、上戸彩、時計仕掛けのオレンジ、クリード(ロッキーの続編)の6枚だ。とりあえず、ロックのポスターはそのままでいいとして、他のものは選んで剥がしていきたい。クリードはなんか面白いからいい。男らしさのアピールが出来そうだし。ただ時計仕掛けのオレンジは剥がす。サブカルチャーな雰囲気は綾瀬はるかにはタブーだ。「ああ、そっち系ね。」と思われたくない。では、女優のポスターはどうしよう。綾瀬はるかは残しておくべきか。けど、気持ち悪いと思われやしないか。これはちょっと迷いますね。時間をください。
(ここでガチの5分の沈黙)
結論出ました。綾瀬はるかと井川遥は残します。そして、上戸彩と石原さとみは剥がします。なぜなら、上戸彩と石原さとみは別にファンってほど好きでもないからです。井川遥も実は別にファンではないのだけれど、上戸彩や石原さとみよりは好き。そこで、綾瀬はるかと井川遥の二枚を貼ることで、「あ、私の貼ってくれてる」という嬉しい感情と、「あれ、井川遥さんのも貼ってる…」という嫉妬の感情を揺さぶるわけです。綾瀬はるかはきっと僕にとってのオンリーワンになろうとムキになってくれるはず。そうと決まれば、焦らず、慌てず、優位に立ってコトを進めたいと思う。
ちょっとあまりに真剣に考えすぎて疲れてきたな。今日はこの辺にしよう。これ以上書くとマジで気持ち悪がられそうだし、続きはいつか気が向いたときにします。
覚えていて欲しいのは、僕は綾瀬はるかと阿部寛が好きだという事。そしてTHE幸運児というバンドをしている事です。特に前二つは覚えていて欲しい。
アディオス。